エクササイズ

演劇ワークショップの構成は、基本的にはいくつかの「エクササイズ(ゲーム)」と「シェアリング」「ショー」などからなっています。ここではその「エクササイズ」の代表的なものの一部を集めてみました。

■アイスブレイク系■
ワークショップの導入によく使われる。ウォーミングアップや緊張ほぐしになる。
他己紹介
ペアを組んで自己紹介をし合い、それを互いに全体に紹介。うそOKでほめちぎる、というバリエーションなども有り。
15秒プレゼン
好きな本、映画、音楽などについて。
ネーム・トス
輪になって相手の名前を呼んで歩いていく。呼ばれた人は到着前にほかの人を呼んでやはり歩き出す。呼び方を、喜んで、悲しんで、怒って、などのバリエーションも。
ジングル
自分の名前を効果音、メロディ、身体の動きなどをつけて表現。みんなでそれをまねる。バカになれます。
ブラインド・ウォーク
目隠しして歩く。想像力が飛躍。信頼関係が大事。応用範囲広い。
カテゴリー
巨人ファンのひとー、長男のひとー、歯ブラシは固めが好きなひとーなど、他愛のない共通項を探してみましょう。ちょっとウルトラクイズの○×っぽい。
ロンゲストライン
会場から住んでいるところまでの所要時間の短い順! とかで並ぶ。となりの列と競争してみたりも。
何やってるの?
自分のしている動作と違うことを言うのって、案外難しい。
レポーター
見えるものをどんどんレポートしていく。
ほか多数
 
■身体系■
身体を大きく動かすことで気分の方も盛り上がったりするなど、気分と身体は双方向的であることを知るもの。あるいは身体の声に耳を澄ます、空間を感じる、動きを生み出す要素を知るものなど。
キネティックダンス
自分からではなく、ほかの人の影響で動く。
ピクチャー
ひじだとか、腰だとかで空間に線を描く。いろんな種類の線。まっすぐ、ぐにゃぐにゃ、スピードなども変える。つられて別の部分も動く。位置関係が変化する。
ポーズまわし
隣の人のポーズや音をよく観て真似て、次の人にまわす。
ミラー
ペアで相手の動きを真似る。リードしたりフォローしたり。
マントラ
心の中でしゃべる。言葉の内容やしゃべり方で振る舞いはどう影響されるか。また、しゃべりながら動くというダンス系のワークショップもいろんな発見があります。
ナイン・ポイント
空間に架空の9個の点をおいて、そこを身体の任意の場所で触れる。直でも、まわりみちでも。
ほか多数
 
■コミュニケーション・表現系■
とはいっても、ほとんどすべてのエクササイズにはコミュニケーション・表現系の要素があるわけですが。
ウインクキラー
目が合っているときにウインクされたら死んでしまいます。
シェイピング
任意のポーズを相手にとってもらうために、言葉を使わずに表情などで「近い・もう少し」とか「違う」を伝える。
ほか多数
 
■伝承遊び系■
フルーツバスケット、鬼ごっこ、花いちもんめ、にらめっこなどを応用したエクササイズも多い。なつかしや。
名前オニ
鬼ごっこ。でも触られそうになった時にほかの人の名前を呼ぶと、呼ばれた人がオニに。
ほか多数
 
■言葉遊び・発想系■
お笑いの世界の「天丼」とかのテクニックを彷彿とさせるものも多し。ダウンタウンの松ちゃん、ナイロン100℃のケラさんとかがとても参考になります。広告の世界も似てる。コピーとか。言葉を文脈から自由に。
ノーシーケンシャル
ペアで互いに関係ない言葉を交互に言い合う。一人が物語を話し、もう一人が時々関係ない言葉を言う。物語にその言葉を入れて即興で物語を展開させる。など。
辞書ゲーム
知らない言葉の意味を考える。もっともらしく。で人をダマス。別名「たほいや」。
エンダウメント
バケツや掃除機、布などそのへんのものを何かに見立てる。想像力を駆使。
マジックボックス
箱の中身はアタマの中身なんじゃないだろうか。二人が思いもよらないものが次々に出てきます。
ツリー・ゲーム
スポンテーニアス(自然発生的)な連想で、「予想の輪」を見つけます。
ほか多数
 
■即興系■
何が今この場所で起こっているのか。瞬間を拡げる。案外できてそうでそうでもないもの。予測のつかない世界へ。
ハットゲーム
帽子を取った人の勝ち。チャンスは一度きり。でも、肝心なことは、帽子のことを忘れることなんです。
ほか多数
 
■演劇・物語系■
即興で場面をつくる。寸劇をつくる。誰かを真似る、演じる。親子のけんかなどを演じるエチュードから、ワンワード、シェアードストーリーなど多数。このための工夫やルールも多数。ショー形式の基本。
ワンワード
ひとり一単語。ポピュラーなエクササイズ。
フリーズタッグ
身体のとっているかたちから、発想は生まれてくるもんなんですなあ。
インタビュー
インタビュー形式でふくらんでゆく物語たち。
ペーパーズ
単語やセリフを書いた紙を床にばら撒いて、それをとりいれてシーンを創っていく、というもの。
シェアード・スピットファイヤー
投げ入れられた言葉をつかってシーンを創ります。
シング・アバウト・イット
即興ソング。難しいけど、歌好きにはたまらないミュージカルシーン。
タイプライター
ナレーターであるタイプライターは時間・場所を変えるのも、事件を起こすのも、秘密の暴露も自由自在。
ほか多数
 
□基本用語など□
オファー
シーンの中でやりとりされるすべてのアイデア・情報。言葉、行動などすべて。アクション・リアクション。ストローク。
アクセプト
オファーを受け入れること。
ブロッキング
否定すること。
シェアリング
振り返り。エクササイズで感じたこと、考えたことなどを話し合うことで、得たものや気付きを共有できる。ほかの人との違いがけっこうおもしろかったりする。自分の感想を言葉にすることでの発見があったりも。

観る人に楽しんでもらえれば    観る人に楽しんでもらえればなにより

○参考にさせていただいたワークショップや資料は即興演劇のページの「レファレンス」の項に記載しました。

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